浪人2人と大学生1人で、海に超久しぶりに行ってきました。H.Kです。
行った場所は私が中学・高校時代の部活で何度も通った場所のはずなのですが、しばらく見ていないうちになんかおかしい事になっていました。
朝、軽く釣りをするために近くの漁港へ。
浪人生活でメンテナンスが行き届いていなかったせいで、持って行ける竿もリールも少なく、結果クラド+フロロ20lb+XHバスロッドという何を釣るのか分からない組み合わせに。
堤防周辺にはかなり魚が群れていて良い雰囲気だったので、チヌークを投げることにしました。21gもあるので、ヘビーすぎるタックルでも意外と投げれます。
しかし途中食い気のないシーバスのチェイスなどもありましたが釣れず、釣れたのは浪人に付き合ってくれた同級生がアミエビで釣ったマハゼのみ。
しばらく投げ続けた後、いい時間と気温になったのでコンビニを経て磯…の前に浪人生の鈍った体でいきなり磯は危ないので慣らしのためにビーチへ。
ビーチの沖には少しアマモ場があるので、そこを覗きつつ、足がつらないように泳ぎます。
しばらく泳いでいると、カワハギの幼魚やボラ、ネズッポなどが見られ、ここだけで思った以上の魚が見られました。
いい感じに慣らしも出来たのでそろそろ磯に戻ろうと、アマモを見つつ戻っていると…
ギマです。
幼魚は採ったことがなかったのでびっくりしました。
その後写真を撮り、逃がしてから磯に移動。
だいぶ磯焼けが進行していて、ウニが沢山見えます。
フィンを着けてさあ行くぞ、と入ろうとしたその時…先程ハゼを釣った同級生がもう海から上がってベースの方に歩いていきます。
何事だろうと思って私も戻ると…
トゲチョウチョウウオです。
目撃はされていましたが、採れたのは記憶の中では初です。
その後、2人でチョウチョウウオを探しにトゲチョウが採れたあたりを探しに行きました。
が、私の知っている海とは違った様子で、高2の秋に初めて見たカミナリベラがだいぶ多くなり、現役時代全く採れずにいたニジギンポがかなりよく見られるようになっているなど、違う海にでも潜ったかと思う程でした。しかもベラの群れの中にヒメジの仲間の幼魚がいたらしく、何だか変な気分。
そうしてベラを追いかけていると、ここで珍客が。
タツノオトシゴの仲間(その後調べてもらったところ、サンゴタツっぽいと判明)。
中1の時に見て以来な気がします。
その後、2人してチョウチョウウオに翻弄され、結局採れず。もう少し沖の深いところに行くことにしました。
沖側も見慣れた魚はいるものの、違った面子がいました。いつものキュウセン、メバル、キヌバリ、サンバソウなどはいましたが、クロハギ、タカノハダイ、コロダイ(幼魚)、カゴカキダイ、チョウチョウウオなど、こちらもなんか知っている海とは違う。
それらを狙いますが、深さもあって難しい。
他の2人もしばらくはその辺りにいましたが、採るのを諦めた様子。
そろそろ1回岸に戻ろうかなと思っていた時、目にありえない色が飛び込んできました。
青です。
そもそも青がここに見えるなんてことはそうない筈なのです。近くにチョウチョウウオもいましたが、そちらには目もくれず一心不乱に網を振るいました。
そうして採れたのがこちら。
ホンソメワケベラの幼魚です。まさかこんな場所でマジの死滅回遊が来るとは思いませんでした。
これを一旦キープするためベースに戻り、少し休憩していると、隣でベースを作って採集していた家族連れから青いスズメダイがいたとの情報をゲット。目撃地に行きます。
流れが早く、少し危ない場所だったのですぐに戻るつもりでしたが、深場に2匹いるのを発見。石に開いた穴に隠れられ、上手く採れません。
2人がかりで、1匹には逃げられましたが、もう1匹を採ることができました。
ソラスズメダイです。
もうわけが分かりません。この磯はどうしてしまったんだと嬉しいやら悲しいやら…
また、ソラスズメダイの目撃情報を教えてくれた家族のバケツにはヤガラが入っていました。これもここ数年で急に見られるようになった魚ですが、どうやら常連となっている様子。
その後はダラダラと採集し、ダラダラと片付け、ダラダラと帰りました。
色々見れて楽しかったのは事実ですが、中々考えさせられる採集となりました。またこの場所には戻ってくるでしょうし、今後の変化も見ていきたいなと思います。
p.s. ナベカはやはり可愛い。